心療内科と精神科の違い

心療内科とは?ストレス要因の体の不調が対象

心療内科では、ストレスなどの心理的要因から生じるさまざまな体の不調を治療しています。心に抱えている悩みが大きくなってしまうと、体にも不快な症状が表れることがあるのです。たとえば、原因不明の頭痛や倦怠感、胃痛などがあげられます。何らかの病気を疑って病院で検査を受けたものの、特に異常はないという結果が出た場合に心療内科を受診することが多いようです。具体例をあげると、耳鳴りやめまいが続いていたので耳鼻科を受診したところ、耳や鼻には異常がみられないため、心療内科をすすめられたといったケースがあげられます。他には、疲れているのに眠れない、眠りが浅く途中で起きてしまうといった不眠の症状も心療内科で扱っています。

精神科とは?さまざまな心の症状が対象

精神科では、躁うつ病や統合失調症など、さまざまな精神疾患の治療を専門としています。わかりやすく言い換えると、心・精神の症状を相談できるのが精神科です。「漠然とした不安が常につきまとう」「いつもイライラして落ち着かない」といった気分症状をはじめ、「幻聴が聞こえる」「幻覚が見える」といった精神症状を対象としています。他には、「周囲の人がみんな自分の悪口を言っているように感じる」「ずっと誰かから監視されているように感じる」と訴える人も少なくありません。また、物忘れが増えた、被害妄想が激しいといった認知症疾患も精神科で治療を行うケースがあります。本人には自覚症状がない場合もありますので、注意が必要です。

精神科を名古屋で探す場合には、名古屋駅や栄駅、伏見駅の周辺が充実しています。病院は駅から近くて利便性の高い場所に立地していることが多いです。